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独破力(松井大輔)を読みました!!

独破力独破力
(2010/03/20)
松井 大輔

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松井 大輔
1981年京都府生まれ。フランス、グルノーブル・フット38所属のサッカープレーヤー。ポジションはMF。鹿児島実業高等学校卒業後、2000年に京都パープルサンガに入団。2002年には天皇杯優勝の立役者としてチームに大きく貢献する。また、U‐21日本代表としてトゥーロン国際大会3位を勝ち取り、自身も「ベストエレガントプレーヤー賞」に選ばれる。2003年にはアテネ・オリンピックを目指すU‐23日本代表に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



まずこの本は松井本人が書いています。
もちろん実際に原稿に書いたり、パソコンに打ち込んだりまではしていないかもしれませんが、すべて松井本人の言葉です。
なのですごく文章に性格が表れていて、松井のいい意味での適当さ?前向きさ?がすごく伝わってきます。

本の発売が南アフリカW杯前で、まだ松井はレギュラーかベンチの当落線上にいるような時に発売されています。
ドイツW杯の落選を経験し、南アフリカW杯への思いが描かれているわけですが、この本の未来を知っている現在を見れば、松井の思いは届いたという事ではないかな?





小学校時代から、中学校、鹿児島実業高校、京都パープルサンガ、北京オリンピック、フランスとサッカー人生をかなり細かく振り返っています。
特にフランス時代の話は面白くて、松井自身も大きな影響を受けたみたいですね。
やっぱり、海外にどんどん出て行くべきなんだよな。きっと。

フランスリーグはヨーロッパの中でもちょっと格が落ちるわけですが、Jリーグなんかと比べちゃうとかなり環境はひどいみたいです。
グラウンドはデコボコだし、施設もひどいし。
それにやっぱり這い上がりたい肉食男子がたくさんいるようで、練習もかなり激しく削りあうらしい。
(まあ、これはヨーロッパに行った選手はみんな言っていますけどね)

それにフランス代表とかリオンとかを見ている限りそんなイメージはなかったのですが、フィジカルに寄ったプレーが多いんですと。
もともと司令塔タイプだった松井ですが、そんな環境だったため「チマチマパス回しても認められない!」っつー事で、ドリブラーに変身。
本田さんと似た感じですね。

ただ、正直フランスで大成功したか?というとやや疑問で、現在はロシアに行っていますし、Jリーグに帰ってくるなんて話もつきません。
唯一、ル・マン時代は「ル・マンの太陽」と呼ばれる活躍をしましたが、パリ・サンジェルマンに移籍してからはチーム内がめちゃくちゃだったようで出番もなくなってしまいます。
ル・マン時代は他のリーグからも誘いがあったようなので、結果的にはリーガとかプレミアとかブンデスリーガとか別にリーグに行くべきでしたね。
今となっては試合に出てるんだか出てないんだかもよくわからない状況になっちゃいましたし。

松井のサッカー人生を振り返ると、アテネオリンピックぐらいまでは挫折を知らないエリートで、そこからはいきなり苦労人になってしまったという感じ。
この本の中でも周りからよく言われたのが「プレーが軽い」らしいのですが、正直僕もそう思います・・・
そこら辺は思うに苦労が少なかったのでハングリーさが足りないのと、技術がありすぎて、それにフィジカルや精神面がついて来ていなかったんじゃないかと思います。
オリンピックの頃の僕のイメージは「うまいけど途中で消える」イメージ。「うまいんだけど得点には繋がらない」イメージ。

実際は落ち込んだり燃えたりするような事もあると思うんですが、この本の内容だけ見ると「プロになりたい!」とか「勝ちたい!」とか「日本代表に入りたい!」とかいう熱意みたいのをあまり感じません。
さっぱりしていると言うか、前向きと言うか。気がついたらなってた・・・って感じですから。
前に中澤の本を読みましたけど、ほんと正反対の人生ですよ。
(中澤がスゴスギルだけですけど)

でも、そこら辺は本の書き方の問題であって、あまり苦労したような事をアピールしたくなかったのかな?

ただ、それがフランスの厳しい環境でプレーするようになって明らかに考え方が変わっているのがわかります。
南アフリカW杯へは心の底から「行きたい」という気持ちが伝わってきますし、プレースタイルもかなり変わりました。
後半になると運動量が落ちて結構代えられちゃっていた松井ですが、それでも十分な運動量で日本を救いましたよね。

駒野がPKを外して肩を抱きながら一緒に泣いていた姿は、この本のさっぱり松井からすると想像できませんから。
本ではドイツW杯の落選も特に気にしていないような書き方なのですが、本当はもっと熱い気持ちを内面に秘めていて、やっぱりW杯へ出たかったんだろうな~と思いました。

若い時の期待が大きかっただけに、あの世代だと大久保と松井はちょっと期待外れと思ってきましたけど、結局その2人が両サイドでレギュラーとして出場したんだもんな。
大久保はさておき(笑)、少し遠回りしましたけど松井に関してはまだまだ成長の余地がありそうですね。

松井ファンやサッカーファン必見の本でした。
W杯終わってからでも十分面白いですよ!!

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